こんにちは。塾長のFです。
解剖学の脈管系の問題を作ってみました。
今日もF塾でガッツリ勉強していきましょう!
血管の構造
問題1 血管の構造について正しいのはどれか。【難易度☆☆】
1.最内層は単層立方上皮からなる。
2.細い動脈では平滑筋が発達している。
3.静脈は弾性線維を欠く。
4.毛細血管には弁がある。
[su_accordion][su_spoiler title=”答えと解説をみる” open=”no” style=”default” icon=”plus” anchor=”” anchor_in_url=”no” class=””]答え 2
1.最内層は単層扁平上皮からなります。
2.細い動脈では平滑筋が発達しており、筋性動脈といわれます。
3.静脈は動脈に比して弾性線維や平滑筋が少ないのが特徴です。
4.毛細血管には弁はありません。静脈には弁があります。
構 造
・血管は内膜、中膜、外膜の3層で構成されている。
1)内 膜
・内皮とよばれ、物質交換に優れた単層扁平上皮とそれを繋ぎとめる基底膜からなる。
2)中 膜
・平滑筋と弾性線維からなる。
・輪状の平滑筋は収縮・弛緩により血管径を変える。
・弾性線維は血管内圧によって拡張した血管を元の径に戻す作用がある。
3)外 膜
・結合組織からなる。
大動脈
・中膜の弾性線維が発達しており、弾性血管といわれる。
・心臓の収縮期には拍出される血流を受け止め、血圧の急激な上昇をやわらげ、拡張期には元に戻ろうとする弾力で血液を末梢へ送る作用を持つ。
細動脈
・中膜の平滑筋が発達しており、筋性動脈、抵抗血管といわれる。
・平滑筋の収縮により末梢血管抵抗を増大させ血流や血圧を調節する。
静 脈
・動脈に比べ弾性線維や平滑筋が少なく、血管壁が薄い。
・伸展性に富み全血液量の約2/3が貯留されるため、容量血管といわれる。
・逆流防止のための弁をもつ。
毛細血管
・内膜のみで構成され、弾性線維や血管を欠く。
・末梢において動脈と静脈の間に位置する。
・血液と組織間の酸素や栄養素などの物質交換が行われ、交換血管といわれる。
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動脈の通過部位
問題2 動脈と通過部位で誤っているのはどれか。【難易度☆】
1.眼動脈 ― 視神経管
2.椎骨動脈 ― 椎間孔
3.内陰部動脈 ― 梨状筋下孔
4.大腿動脈 ― 内転筋管
[su_accordion][su_spoiler title=”答えと解説をみる” open=”no” style=”default” icon=”plus” anchor=”” anchor_in_url=”no” class=””]答え 2
2.椎骨動脈は頸椎の横突孔を通過します。
動脈の通過部位一覧
| 動脈名 | 通過部位 |
|---|---|
| 下行大動脈 | 大動脈裂孔(横隔膜) |
| 中硬膜動脈 | 棘孔(蝶形骨) |
| 眼動脈 | 視神経管(蝶形骨) |
| 鎖骨下動脈 | 斜角筋隙(前・中斜角筋と第1肋骨) |
| 椎骨動脈 | 横突孔(頸椎) 大後頭孔(後頭骨) |
| 固有肝動脈 | 肝門(肝臓の臓側面) |
| 精巣動脈 | 鼠径管 |
| 卵巣動脈 | 卵巣提索 |
| 精管動脈 | 鼠径管 |
| 内陰部動脈 | 梨状筋下孔(大坐骨孔) 小坐骨孔 |
| 閉鎖動脈 | 閉鎖孔(寛骨) |
| 上殿動脈 | 梨状筋上孔(大坐骨孔) |
| 下殿動脈 | 梨状筋下孔(大坐骨孔) |
| 大腿動脈 | 血管裂孔(鼠径靱帯の深部) 内転筋管(ハンター管) 腱裂孔 |
| 後脛骨動脈 | 足根管(屈筋支帯の深部) |
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有対性の動脈
問題3 有対性でないのはどれか。【難易度☆】
1.肋間動脈
2.腹腔動脈
3.腰動脈
4.精巣動脈
[su_accordion][su_spoiler title=”答えと解説をみる” open=”no” style=”default” icon=”plus” anchor=”” anchor_in_url=”no” class=””]答え 2
1.肋間動脈は胸大動脈の枝で、左右10対あります。
2.腹腔動脈は腹大動脈の枝で、1本のみです。
3.腰動脈は腹大動脈の枝で、左右4対あります。
4.精巣動脈は腹大動脈の枝で、左右1対あります。
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下大静脈の根
問題4 下大静脈の根となるのはどれか。【難易度☆☆】
1.卵巣静脈
2.脾静脈
3.食道静脈
4.半奇静脈
[su_accordion][su_spoiler title=”答えと解説をみる” open=”no” style=”default” icon=”plus” anchor=”” anchor_in_url=”no” class=””]答え 1
静脈の根とは、その静脈に流入する静脈のことです。
1.卵巣静脈は左右で走行が違います。右の卵巣静脈は下大静脈に流入し、左の卵巣静脈は左腎静脈に流入します。
2.脾静脈は門脈に流入します。
3.食道静脈は奇静脈に流入します。
4.半奇静脈は下大静脈の左側を上行し、下大静脈の右側を上行する奇静脈に流入します。
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胎児循環
問題5 胎児におけるアランチウス管が生後閉鎖してなるのはどれか。【難易度☆】
1.肝円索
2.動脈管索
3.静脈管索
4.卵円窩
[su_accordion][su_spoiler title=”答えと解説をみる” open=”no” style=”default” icon=”plus” anchor=”” anchor_in_url=”no” class=””]答え 3
胎児の血液は胎盤を介して母体から酸素や栄養を受け取り、臍静脈を通って胎児に戻ってきます。
臍静脈から分枝し肝臓の下面を通って下大静脈へ流入する血管をアランチウス管(静脈管)といいます。
アランチウス管は出生後、役目を終えると閉鎖して静脈管策となります。
1.肝円索は、臍静脈が出生後閉鎖したものです。
2.動脈管索は、肺動脈と大動脈弓を連絡するボタロー管(動脈管)が出生後閉鎖したものです。
4.卵円窩は、右心房と左心房を交通する卵円孔が出生後閉鎖したものです。
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参考文献
・医歯薬出版「解剖学 改訂第2版」




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