柔道整復師国家試験対策問題【解剖学 第12回】

国試対策問題(オリジナル)

こんにちは。塾長のFです。
今日は【解剖学】の問題を作ってみました。

上皮の種類

問題1 単層立方上皮でないのはどれか。【難易度

1.腎盂上皮
2.脈絡叢上皮
3.甲状腺濾胞上皮
4.尿細管上皮

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答え 

単層扁平上皮血管内皮 肺 胞 漿 膜
単層立方上皮甲状腺濾胞 尿細管 脈絡叢
単層円柱上皮胃 小腸 大腸 子宮
卵管
多列線毛上皮鼻腔 喉頭 気管 気管支
移行上皮腎盂 尿管 膀胱
重層扁平上皮表皮 口腔 食道





関節靱帯

問題2 膝関節の靱帯で正しいのはどれか。【難易度

1.膝蓋靱帯は膝蓋骨の上縁に付く。
2.前十字靭帯は大腿骨外側顆に付く。
3.内側側副靱帯は内側半月に付着する。
4.膝横靱帯は内側半月と外側半月の後面を結ぶ。

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答え 

1.膝蓋靱帯は、大腿四頭筋の腱です。膝蓋骨下縁から脛骨粗面に付きます。

2.前十字靭帯は、脛骨前顆間区の内側から起こり、大腿骨外側顆の内面後部に付きます。

内側側副靱帯は、大腿骨内側上顆から起こり、内側半月、脛骨内側顆に付く関節内靱帯です。

4.膝横靱帯は、内側半月と外側半月の前面を結ぶ関節内靱帯です。





頸椎の特徴

問題3 第1頸椎(環椎)の特徴はどれか。2つ選べ。【難易度

1.横突孔がない
2.椎体がない
3.棘突起がない
4.椎孔がない

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答え 2,3

.第1頸椎には椎体がありません。第1頸椎から分離した椎体は第2頸椎の癒合し、歯突起となります。

.第1頸椎には棘突起がありません。小さく後結節として痕跡を残します。





筋の起始・停止

問題4 筋と付着部の組合せで正しいのはどれか。【難易度☆☆

1.縫工筋   ―  下前腸骨棘
2.小殿筋   ―  小転子
3.大内転筋  ―  坐骨結節
4.薄 筋   ―  腓骨頭

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答え 3

筋 名支配神経起 始停 止
縫工筋大腿神経上前腸骨棘脛骨粗面内側
大腿四頭筋大腿直筋大腿神経下前腸骨棘脛骨粗面
外側広筋大腿骨粗線外側唇
中間広筋大腿骨前面
内側広筋大腿骨粗線内側唇
恥骨筋大腿神経恥骨櫛大腿骨恥骨筋線
閉鎖神経
長内転筋閉鎖神経恥骨体大腿粗線内側唇
短内転筋閉鎖神経恥骨体下肢大腿粗線内側唇
大内転筋閉鎖神経坐骨結節大腿粗線内側唇
内転筋結節
薄 筋閉鎖神経恥骨下肢脛骨粗面内側
外閉鎖筋閉鎖神経閉鎖膜の外面大腿骨転子窩
大腿二頭筋坐骨神経坐骨結節
大腿粗線外側唇
腓骨頭
半腱様筋坐骨神経坐骨結節脛骨粗面内側
半膜様筋脛骨内側顆

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筋の種類

問題5 誤っている組合せはどれか。【難易度

1.帽状腱膜  ―  側頭筋
2.指背腱膜  ―  虫様筋
3.腱 画   ―  腹直筋
4.鼡径靱帯  ―  内腹斜筋

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答え 4

1.帽状腱膜は、頭頂部を帽子のように薄く覆う筋膜です。前頭筋後頭筋側頭筋を繋ぎます。

2.指背腱膜は、指背で膜状に広がる腱膜で、総指伸筋虫様筋骨間筋によって構成されます。

3.腱画は、多腹筋である腹直筋の3~4条の横走する中間腱です。

4.鼠径靱帯は、外腹斜筋腱膜の最下端が肥厚してできたものです。上前腸骨棘から恥骨結節の間に張ります。内腹斜筋腱膜の最下端は精巣挙筋となります。



参考文献

南江堂「解剖学 改定第2版」

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